『某』による怖い話一覧

チューニング

 小学生のころ、放課後に男女数人で誰もいない教室に残ってお喋りするのが楽しかった時期があった。  僕のロクでもない人生で、ほんのひと時、手...

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変化か復帰か変某か

 結構な人数で某夢の国へおとずれたとき、あるジェットコースター系アトラクションの順番待ちをしていた。  僕は、それほど絶叫マシンが得意な方...

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ホールの向こうはナンデスカ?

 穴があれば入りたい。挿れたい。  なぜ、あのときあの穴に挿れ……入らなかったのだろうと思う。違う世界が開けたハズなのに。  僕がま...

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ふぁむ・ふぁたーる

 元同僚のハルカは、自分の母親と仲が悪い。  べつに継母というわけではない。実の母だ。  存在自体に生理的嫌悪感を覚えるほどで、一般...

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家宝はここ掘れ

 お天道様が、これでもかと照りつけるある真夏。  灰になりそうな身体を引きずり、わざわざ向かった先にロクなことが待ち受けていないのは分...

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烏匠

 烏が、鳴いたら……帰れない。大体、お仕事。  実家住まいだったある日、帰宅すると玄関に見なれない虫カゴがあった。  黒タピオカが、たぷ...

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おはようおじいさん

 人と待ち合わせをしていた。  タクシーの待合所とバスの停留所、公園がいっしょくたになったような駅前の広場だ。  まばらに設置されたベン...

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あやふやなヒト

 いくら奇麗事を並べたところで、普通、奇妙なものに視線を奪われたり、善し悪しはべつにして特別な感情を抱く。  電車に揺られているとき、...

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ピーピーおじさん

 僕が小学生のころ、「ピーピーおじさん」と呼ばれる地元でちょっとした有名人がいた。  おじさんと言っても、もうおじいさんに近かった。  ...

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袋はイロイロ大事で謎

 僕には父方の祖父の記憶がない。  生まれたときには、すでにこの世を去ったあとだった。父でさえ、あまり記憶がない時分に他界しているのだから...

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ダウジング

 実家近くに、かつて古いお屋敷があった。  固く閉ざされた観音開きの大きな扉、敷地内を隠し持つような高い壁、銛状に先の尖った囲いとそれらに...

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スーパージャンプ

 小学生男子のバイタリティというかなんというか……とにかく、それは凄いものがある。  本気でカメハメ波を出そうとしていたし、自転車一つでど...

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誰がために塩は煤ける

 商売をやっているわけではないが、実家のお隣さんはたまに玄関へ盛り塩をしていた。  実家住まいのときは、人の葬式から帰ってくると留守番の人...

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二号さんとおデート

 金もない。男同士でナニするわけにもいかない。  知人のオオタニと連れ立って真夜中に徘徊……お散歩していた。  自然と二人の足は、ニシノ...

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欲張りな結果

 夜寝る前、部屋にコップ一杯の水を置いておく。  朝起きたときにコップの水が減っていれば、その部屋にはいい霊がいる。  逆にコップの...

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水子は親子で見失う

 20歳までに幽霊を見なければ、一生見ることはない。  その話が正しいとすれば、僕はもう一生見ることはない、ハズなのだけれど……。 ...

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秘匿の心得

 以前、「おもかる石」と題して大してよく分からないお話を書いた。  多少はまともなおもかる石の話を思い出したので、性懲りもなく…… ...

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おもかる石

 石を持ってみて軽々と持ち上がればイエス。重くて持ち上がらなければノー。  ニュアンスは多少違えど、そんな不思議な石が全国各所にあるという...

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あちら様どちら様

 牛丼屋で一人モソモソ飯を食っていた。  食べながらどことなく異変を感じる。昼時はすぎて、それでも客はチラホラといた。  心なし周り...

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お供養催促

 運転免許を取り立てのころ、練習がてら母と祖母を乗せ三重県をドライブしていた。 「伊勢街道に行こう」  母の提案を受けてよく知らない...

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呪い代行

「俺を呪ってくれ」  カタヤマ(不信参照)から、とんでもないお願いをされた。  いわく、ミサキさん(不信参照)に「今日は出かけない方がい...

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おかしな家

「某さんとこお坊さんきます?」  以前の勤め先へ久方ぶりに顔を出したとき、ちょうど勤務を終えたコウタに聞かれた。 「僕の近所、昔からお坊...

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なすりつけ

 慣れない、似合わない、それしか持っていない……。  スーツ姿で帰ってきたある日のこと。一人フリーマーケットに興じていた。  まあ、中々...

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コール

 漫画喫茶で暇を潰していた。  トイレに立ち、用を足していると電話のコール音が店内に鳴り響いている。  平日の真夜中で、客はほとんど...

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信じない人

 同窓会で泣きそうな顔をしているやつは、たいがい一人か二人はいる。  お前はなんで来たんだ? と言いたくなるぐらいにミサキさんは大人しか...

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釣った釣られた

 すべきコトは、さて置き。したいコトは、置かざらず。  あまりにヒマだったもので、近所の川で釣りにいそしんでいた。平日の真昼間から。 ...

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カウントダウン

 僕の地元には、一方通行のトンネルが多い。  一応、車道に線引きはあるが、自転車は片側に区画された歩行者用通路を利用する場合がほとんどだ。...

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愚犬転生

 まだ実家住まいだったある日、兄が犬を連れて帰ってきた。  生きてんだか、死んでんだかーーもうヨボヨボで、汚いを通り越して油の回った安物の...

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消えた花嫁

「本日籍入れました」  人が、ブルブル猛威を奮うスギ花粉に悶えているところへけったくそ悪いご報告をくれたのはササキだった。  当時、仲の...

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