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 三輪さんはその夏、どうしようもなく好きな人がいた。  海で知り合った十歳年上のバツイチの男性だった。前妻は病気で亡くなったという話だった...

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F県のトンネルで体験した話

 現在三十一歳である、某メーカー経理に勤める綾さんからお聞きした話。  当時付き合っていた二歳年上の彼と、地元で有名な心霊スポット...

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出張先の辺鄙な町で

 飲み仲間である寺本から聞いた話。  彼が出張で訪れた土地は、よくあることではあるそうだが、ど田舎だった。駅周辺には何もない。東京では...

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病い重い想い

 桐絵さんはかつて女子高生だった頃、人生で最高の片思いをしたという。  文字通り、胸が張り裂けそうな思いだった。  何かに取り憑かれたか...

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ユニットバスの灯り

「やべ、便所の電気つけっぱじゃん」  福谷さんが一人暮らしの六畳1Kのドアを開くと、暗い室内からユニットバスの灯りが漏れていた。 「なん...

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クラッシャー上司

 柿沼さんが以前勤めていた工場での上司は人格破綻者だった。  怒鳴り、長々と嫌味を言い、育ちを否定する。  教えてもいない仕事を命令し、...

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プール授業にて

 武内さんは中学のプール授業のとき、仲間内で深く潜る遊びに熱中していた。  そして水中にいかに長くいられるか競争をしていたそうだ。  そ...

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職安通りのビルから渋谷のネイルサロン

 アンナは昼は渋谷のネイルサロン、夜は新宿歌舞伎町のキャバクラで働いている。  どうしてそんなに働くの? と私が尋ねると、 「そんなにエ...

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ソロキャンプ

「いいもんだよ、星空眺めながらウィスキーなんてやってると、最高だ」  雄平さんは去年までソロキャンプにはまっていた。 「また行きたいんだ...

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アパート裏手のゴミ捨て場

 桧垣さんのアパートはゴミ捨て場の真裏にあった。  一階に住む彼女は常に悪臭とカラスの鳴き声に悩まされている。  夏場となると生ゴミの匂...

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なんか最近よくある感じ

「秋田のなかでもとびきり辺鄙なところ」が高川さんの出身地である。 「いつからわかんないんだけど、猫の子殺しをすっごくよく見かけるようになっ...

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The Sinister Stranger

 杉浦さんは中小企業で事務をされている。  営業マンたちが出払うと職場に一人きりになることも稀ではなかった。  予定もない来客が訪れたの...

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安マッサージ屋

「肩こりが尋常じゃなかったから、珍しく行ったのよマッサージ屋さんに」  荒木さんは一人でマッサージ屋に行ったことがなかった。  どうせサ...

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電車の吊革に……

 今浪さんが電車のドアに寄りかかり読書に熱中していると、目の端に揺れるものがあった。  ふと顔をあげると異様に揺れる吊革が目に入る。  ...

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飲み屋で聞いたスマートフォンのカメラの話

「勝手に起動する時ない?」 「あぁ、はい、ありますね」 「そういう時、絶対に撮っちゃ駄目よ。変なの写るから」 「はぁ」 「起動する時...

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南武線沿い某所のいわくつき物件

 田部井さんが学生の頃、同棲していた彼女に浮気が原因で家を追い出され、友人宅に泊まり歩いていた時期があったという。  一ヶ月もすると友人た...

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世間知らず

 富塚さんは四十三歳の通販会社勤務。  以前から重い肩こりに悩まされている富塚さんはマッサージに行くことを思い立ったそうだ。  繁忙期を...

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ペットボトルはマメに捨てること

「水場に心霊現象が起こる話ってよく聞かない?」  たまに、と私は森田さんに答える。 「私も聞いたことがいくつもあるし、実際に見たこともあ...

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コールセンターその2

 木曽さんは宅配レストラスンでのコールセンターに従事する前、別会社でのコールセンターにて働いていた。  仕事内容はインターネット関連サービ...

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コールセンターにかかってきた不思議な電話

 木曽さんは宅配レストラン専門のコールセンターで長年お仕事をされている。  同年代が多いためか、三十人ほどの社内は和気藹々とした、一種のサ...

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寝坊

 綾瀬さんが新人OLだった頃だ。  前日の長電話がたたったのか、目覚ましに気づけず寝坊した。  時計を確認すると顔面から血が引いていく。...

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デンジャラスな女

 端沼さんは三十四歳。自然豊かな九州地方出身である。現在は東京にて事務員を七年されている。  はっきり申し上げて彼女は悪趣味である。  ...

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札幌の廃墟

 能登さんは成人するまで、実家がある札幌に住んでいた。私は札幌というと繁華街しかイメージできないが、案外にエリアが広いようで場所によってはか...

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自動改札前に佇む女

 平日の昼頃。人がまばらな新宿駅。並ぶ自動改札。  そこでうろうろとしている二十代後半の女性。上品なダークブラウンのスーツ。  改札の前...

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 桂川さんはその時、会社の帰りで運転をしていた。  差し迫った状況だった。 「あの……あたし、とっても便秘がひどいの」  詳細は省くが...

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ポジティブに捉える

 サヤカは栃木から昨年東京にきたばかりの二十歳だ。  父親は公務員、母親は専業主婦で二つ年上の兄がいる。  高校卒業後、一年ほどコンビニ...

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コスプレイヤーの撮影

 金田くんはカメラ撮影を趣味とするがここ最近、風景撮影に飽きてきたという。 「人が撮りたい」  友人はみな撮影をされたがらなかったが、折...

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異食症

 細田はラーメン研究会を開催しているほどラーメンが大好きである、という。  学生時代に仲が良かったわけではない。  私が新宿で友人と飲ん...

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歩きスマートフォンには注意

 折戸さんが熱心にスマートフォンをいじながら歩いていたときのことだ。  ガツン。  足に衝撃が走った。  岩のように硬い感触だった。 ...

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映画の割引券を二枚送ってもらった

 母親から映画の割引券が二枚送ったと電話があった。  彼氏と見にいきなさい、ひいては早く結婚相手を紹介しなさい、そんな無言のプレッシャーだ...

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ただ不思議な話

 浜田は180センチ、85キロの巨漢である。  どちらかといえば象に似ている男である。  先日彼の結婚報告があり、数年ぶりに新宿で顔をあ...

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もう絶対に釣りなんて行かない

「もう絶対に釣りなんて行かない」  合コンで知り合った男性から誘われ、千鶴さんは少女時代ぶりの釣りに出向いた。 「最初から乗り気じゃなか...

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祖母のお墓参り

 美津子が大好きだった祖母は昨年、お亡くなりになられた。  まだ学生ということもあり、月命日の墓参りは欠かさないようにしていたという。 ...

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病院のトイレで

「アイツ駄目かな?」 「駄目っぽいだろ」  梶原さんとAさんは友人の見舞いにきていた。    梶原さんがトイレに立つとき、電灯がふっ...

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ダイエット

 江川さんは長年の肥満を解消すべくスポーツジムに通い始めた。  滑り出しは辛さしか味わえなかったが、次第に体型が引き締まっていくことに快感...

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眠剤中毒

「今じゃもうコレが手放せなくって……駄目だ駄目だってわかってるんだけど……」  平野さんは小瓶を振ってみせた。  中身は全て睡眠薬である...

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高架下のわんこ

 麻由子さんが杉並区に住んでいた頃の話。今から三、四年ほど前だ。    夏に向け体重を減らそうとしていた麻由子さんは、その日も最寄り駅よ...

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馬鹿犬

「不思議な体験、今までに一つだけありました」  大田さんは夜勤のお仕事をされている。  午前中は通常の勤め人と違い、彼にとってはまだ深夜...

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首を振る

 墓参りから帰る最中、iPodにノイズが紛れ込む。  祐子は電車で一人、気がふれたように首を振ったという。

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自作PC

 飲食店でアルバイト勤務の洲崎さんが半年間みっちり教え込んだ後輩はパソコンオタクだった。  半年間、教育係りとして面倒をみてきたが、田舎に...

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