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ひばりヶ丘の酒処

 知人より「近所の心霊現象が起きる飲み屋に行かない?」そう誘われ、ひばりヶ丘に足を運んだ。  駅北口より徒歩八分。上品な店構えに、ここに怪...

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名刺二枚

 四年ほど前、若本さんは実話怪談コンテストに入選された。  授賞式での写真を見せて頂いたが、ホテルのセレモニーホールであろう会場は人で溢れ...

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夏休みの夜更かし

 前田君が高校生の頃。  夏休みが始まったばかりの夜、ちょうど今晩のような熱帯夜、彼は実家の部屋でクーラーをがんがんに効かせて毛布にくるま...

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水平線に

 佐木さんは三十代後半の大手金融営業マン。同年代の平均額をゆうに超える年収ゆえ一ヶ月に一度は沖縄を訪れる、と仰る。 「ダイビングが好きでね...

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奇奇怪怪

 中田さんはその時暇つぶしにグルメ情報誌を読むともなく眺めていた。  ぺらぺらとめくる。  情報が脳に届くまで、理解できるまで三十秒ほど...

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3メーター!!!!

 友人が知り合いから聞いた話である。 「僕だけが見たことないんです」  これは私の友人である佳子さんが、同僚である木村くんに「今まで...

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Bluetooth対応スピーカー

 同僚から、陣野さんは引越し祝いにBluetooth対応スピーカーを貰った。  電波を使うことによりキッチンやバスルームなど離れた場所でも...

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他人のケータイ怖い

 加奈子ちゃんは人間観察が趣味だったという。  現在から遡ること五年前の女子高生時代。  彼女は電車通学の最中、もっぱら隣り合った人の携...

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団子状

 外科医であるNさんが勤める病院では、時折、天井まで届きそうなサイズの黒い球体が、ボーリングの球よろしく廊下を走っているという。  無論視...

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餌付け?

 朝倉さんは以前は「視えた」が、結婚を経てからその能力が薄れてたという。  ピーク時は霊の姿をはっきり視認できたが、今ではガラス戸の向こう...

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小学校の不思議

 舛添君が通っていた小学校には、大人が誰も説明してくれない不思議があった。  中庭の隅に、ぽつんと生徒机が置かれてある。  雨風に晒され...

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歌舞伎町桜通り

 横山は、新宿は歌舞伎町の桜通りにて、ビル屋上の欄干に座る鬼を見たことがあるという。  真っ赤な顔にツノの生えた鬼がこちらを指さして笑って...

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春の陽気

 先週の土曜。ほがらかな陽が差す牧歌的な電車内だった。  苅谷さんがまどろんでいると、隣から男の話声が聞こえてきた。 「俺さぁ、本当にさ...

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Aさん

 浅谷さんが前述のAさん含めた数人、昔からの友人同士で集まっている時だった。  一人が「自宅の様子がどうも変だ」と言い出した。  結婚し...

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今も隙間にいる

 Aさんは所謂「視える人」だという。  私はお名前も風貌もわからない。聞いた話から推測すると性別は女性で、年齢は四十代だと思われる。お住ま...

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狂気の中

 いつも通りの飲み会だった。  気の置けない同僚と軽く一杯のつもりが職場の愚痴を言い合ってるうちに結局深酒。よくあるパターンだ。  川内...

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蟹漁

 石川県出身の人間から聞いた話。  能登半島の西の一部、蟹漁をする人間には「必要以上に取りすぎるな」という不文律がある。 「蟹がとられす...

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おばあちゃんち

 紀子さんには「のんちゃん、のんちゃん」と可愛がってくれた祖母がいた。  だが昨年、軽い夏風邪をひいたと笑っていたお婆様はそのまま体調を崩...

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便所の落書き

 恭一さんが不動産屋さんから聞いた話。  物件を探していた恭一さんが内見時、気まずい沈黙を回避しようと担当する若手営業マンへあれこれ質問を...

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狐憑き

 原文ママにて掲載。メールで頂いた話、送付主は20代前半の男性。金田さんと名乗られた。  2007年2月13日がママの命日。  ...

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誰か教えてください

 中華料理屋さんの店主より伺った、今でも謎だというお話。  大樹さんが友人と、青梅街道を延々とドライブしていた時だ。きっと暇だったのだ...

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塩津さんのお姉さん

 塩津さんのお姉さんと飲む機会があった。だが飲むといっても、立ち飲み屋ほんの一杯。時間にすれば十分も満たなかったと思う。 「不成仏霊ってさ...

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トリビュート。

 塩津さんという女性が、体験した話である。  だいぶ前の話だという。  彼女のお姉さんは少々変わっている。酒乱、博学、ハードな肉体労働に...

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リストカットするよりはマシでしょう?

 黒田さんは心身のバランスが著しく崩れた時、近所の小さい墓地から卒塔婆を抜いて持ってくる癖があったそうだ。  えいやっと膝をつかって真っ二...

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節分にまつわる怖い話

「うちの地元だと、節分は町内で行うイベントでした」  桧垣さんは二月三日、節分になると子供時代のあの日のことを思い出すという。  彼の地...

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不気味な建物

 美佳さんは大学生のころ、廃墟と呼んでも差し支えないマンションに入ったことがあるという。  いや踏み込むまで廃墟そのものだと思っていた。 ...

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ママねんね

 平日十時過ぎの小田急線に、矢田君が乗っているときだった。  どこにでもいる中年サラリーマンが目の前にいたという。  混雑する電車では近...

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固定電話

 ため息をつきながら矢嶋さんは教えてくれた。  親しか番号を知らない固定電話。非通知着信拒否に設定している固定電話。  寝るだけのア...

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多摩エリアの病院にて

 四谷さんが病院にて夜勤中。  手術室の前を通ると、スイッチで開く筈のドアが自動で開閉した。 <ウィーン、ウィーン、ウィーン……>  ...

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かこのはなし

 早川さんは大学生の頃、友人A子さんの彼氏にお金を貰い、A子さんの大学生活を逐一報告していたという。 「いつもアイツのことが心配なんだ」と...

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DQN

 二年前の話。  社会人になって三年目の飯田くんが帰省したときのことだ。  寂れていくばかりの地元に、カジュアルフレンチレストランが開店...

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北野さん

 北野さんは、不審な出来事はいくつかあったものの、幸いなことに去年も一昨年も大きな怪我なく過ごすことができた。  大晦日。  家族と...

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高島平団地

『――高島平【たかしまだいら】 1970年代、都内にはまだまだ高層建造物が珍しかったことと、その公共性から侵入が至って容易であることから、...

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西東京のひばりヶ丘

 三郎さんが二十年ほど前に安アパート暮らしをしていた頃の話。 「実家は近くにあったんだけどなぁ、俺兄弟多いからとにかく一人暮らしに憧れてな...

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三木さんのご母堂

 三木さんの母君はとある日蓮宗の団体(かの著名なカルト教団ではない)に属していたせいか、霊的な物に詳しい。  少し照れながら母親を語る三木...

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マイナースポット 二題

 杉並区は荻窪の話である。  牧田さんが十年ほど前に知人から聞いた話だ。 「近所なんだけど、どうにもね、家の人が不幸になるみたいなのよ、...

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花魁渕(その3)

 飛田さんが学生時代、地元の友人たちと花魁渕に行ったときの話だ。  誰も心霊の類は信じていないが、暇つぶしがてらの肝試し。  ただ誰も目...

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花魁淵(その2)

 花魁淵は山梨県甲州市にある、名は惨殺された五十五人の遊女に由来する著名な心霊スポットである。  遊女たちは金山の秘密保持のために殺害され...

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花魁淵(その1)

 山梨へのツーリングからの帰り道だった。  都内を早朝に出発する予定だったものの友人の都合で遅れてしまったが、なぁに急ぐ旅でもない、と須崎...

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さがしもの

 アパートに帰ってきた荒巻さんは、顔から血の気が引いていくことを感じていた。  ない。  何度鞄を漁っても、ない。  鞄に入れたハズの...

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