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 連休の前日、國松さんは飲み会でしたたかに酔い、新宿駅ホームを歩いている最中にホームから転落した。 「落下する感じに酔いが一発で醒めたよ。...

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二つ並んだ布団

 数年前の話。  嘉人さんが仲間同士で沖縄旅行をしたときの話だ。  就寝にはまだ早い時間、ハメを外し足りない悪友たちは昼間の疲れもそこそ...

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決まり事

 愛媛の南予地方にある進学塾では深夜の作業中、西側の階段を昇る際には『手を鳴らしながら歩くこと』という決まりがある。  なにかを見かけ...

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初詣

 初詣に行ってきた北野さんが、帰宅時に驚いた話。 「友達の男連中と行ったから、もう境内でお酒飲み始めちゃったのね」  すると誰かが倒した...

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クリスマス 三題

 白山さんは毎年クリスマスが近づくと、右手の薬指に切り傷ができるといいます。  そうなるのは四年前、不倫相手と別れてからだそうです。  ...

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女はすぐに「許さない」「許して」と言う

 詩乃さんが語った話。 「旦那が心霊スポット行って帰ってきたの。もう十年くらい前だから……アイツもまだ三十手前だった頃。馬鹿だからそこで立...

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縊死

 ロフトに登る階段に縄をかけ、古家具屋で購入したチェアを台に首を吊る夢を、松元さんは秋から冬にかけて二十回は見ている。  夢はチェアを...

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絶交

 菅原さんは以前勤めていた職場に仲の良い同僚がいた。友人と呼んでも差し支えない二歳年上の女性だった。  職場が倒産し(小さい編集プロダクシ...

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札幌の事故物件

 三十代前半のとても綺麗な女性、赤嶺さんが北海道は札幌に住んでいた頃。  彼女は二十代前半、両親との関係悪化にしたがい一人暮らしを余儀なく...

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ゆくえふめい

 ノボルさんの実家は鳥取の『超』がつく田舎である。  隣家は数十メートルで、裏手には山へと続く林が広がっている。    ある日の遅くな...

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アルタ前にて

 午前零時四十九分五十六秒。  アルタ前の広場の真ん中で四十歳代らしき男が裸で体育座りをしていた。首から『好きでやってます。絶賛便器中』と...

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インザ新潟

 昭和六十一年のある日の午前、新潟は巻町の空が薄暗くなったのです。小学校の前でした。生徒と教師らが何事かと外へ出て見ると、幾千幾万という小さ...

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子供のころ 三題

 「備某録」管理人:円満ゑび寿氏より聞いた話。    清水さんが幼少時、飼っていたハムスターが妊娠した。  父親から「何匹産まれると思...

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Q&Aサイト

 一年前に聞いた話であり、その間ブログにまとめるか躊躇していたものだが本人の強い希望により掲載する。  Q&Aサイトとは、利用者が質問...

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赤羽の引くほど汚い居酒屋で聞いた話

 この間さぁ、仕事で四国行ってきたよ。つまんねぇビルの工事で。仕事はつまんなかったけど、そこで面白い話聞いたよ。  俺が工事したビルは食品...

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のっとられ

 現在タクシー運転手をされている康之さんが中学生の頃。  父親に誘われ登山に行った。  場所は東京の奥多摩。  中学生になり、康之さん...

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ヤバい

 連休を利用して恵子さんは実家に帰った。  届いていた暑中見舞いの裏にはお手製クロスワードパズル。  相手名は見たことも聞いたこともない...

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性の目覚め

 中学生時代、福澤さんは猿のように盛っていた。 「もうほんとにね……辞書に載ってる女性器名だけで、一人楽しんでたよ」  阿呆であることは...

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出会い厨

 辻さんは以前、交際相手から失踪されたことがある。 「まぁ俺、いわゆる色きちがいだから。とりあえずヤレそうな女いたらヤルみたいな。出会い系...

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早寝のススメ

 パソコンの後ろ。白い壁。時折、影が横切る。  モニターの時刻はAM2:00を指す。  振り返れない。  背後から『ブン、ブン』、手の...

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おいかけっこ

 健太は高校時代は野球小僧だった。  かつては陽に焼けた身体が鋼板のように引き締まっていた。  しかし月日の流れは彼の肉体にたっぷりと脂...

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バケモノの子

「化け物化け物化け物化け物」  身なりの汚れたお婆さんが空を指さしていた。  隣の中国人も口を半開きに見ていた。  通りがかった君谷さ...

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鎮座していた

  祥太さんは昨年の盆、帰省中の弟から「俺は霊見たことあるんだ」と告白されたという。  場所は二人が酒を呑んでいるリビング。時期は十年前。...

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インターチェンジ

 東海地方にある山岸さんの実家はインターチェンジの近く。  初めてその話を聞いたのは中学生の頃。  いつから言われ始めたかは不明。どのく...

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目のマーク

 WEB制作に従事する太田さんに聞いた話。  以下ややこしい話になるが簡単に説明しておく。  WEBサイトにはアクセス解析という分析...

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とりつかれ

 高木さんの姪は、生まれつき言語に障碍がある。  小学生になっても会話のキャッチボールは成立しない。医者は先天性のものだという。 「姉ち...

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凧揚げ

 美津男くんが小学生の頃、お父さんと凧揚げで遊んだときの話。場所は都内某公園。  初めて揚げる凧に美津男くんは興奮していた。  風を...

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転職。

 金成さんはこの春に転職をした。迷った末での転職だった。  そして新しい職場で二つ年下の女性と顔を合わせる。元カノだった。最初気づけなかっ...

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ついていない

 井出さんが以前働いていた職場では異様に「ついていない」男がいたという。  佐藤さんという中途入社の営業マンは、ことあるごとに憂き目に遭遇...

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エイプリルフールネタ

 これからする話はエイプリルフールらしく嘘である。嘘の話である。斎藤さんという男性は存在しないし、私が聞いた話ではない。ゆえに聞き手である私...

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笑い女

 赤城さんが東京に引っ越す前に経験した話。  旦那さんの仕事の関係上、赤城さんは引越しが多かった。滋賀県は北部にある町に住んでたときの話だ...

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年賀状にまじった手紙

 一月一日。  父親から渡された束の年賀状。  登山ショップからの年賀状もあった。  去年から北野さんは登山という趣味に始めたからだ。...

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やけに集まる電車ネタ

 山田さんが連日の激務をこなし、身も心も襤褸切れのように最寄り駅ホームに辿りついた晩。  女が飛び込んだ。  五分後には忘れるようなあり...

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ある金曜の夜、混雑する電車で神林さんが体験したこと

 残業を終え都営新宿線の電車に乗り込む。  空いていたドア横スペースに陣取った。  遅れてやってきたオッサンが、乗り込むと同時に電車とホ...

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電車での迷惑行為

 終電間際、竹下さんは新宿駅ホームで電車を待っていた。  くたくたに疲れていた。  いつものように雑巾のように扱われ、昨日と同じように惨...

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トイレ

 営業の外回り中、便意を感じた三浦さんは矢も盾もたまらず目に付いたホテルに飛び込んだ。  フロントにいるスタッフに断りを入れる余裕もなかっ...

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習字の先生

 千葉にお住まいの青柳さんは親の勧めもあり、二人の子供を習字教室に通わせている。  母親の知人が経営している習字教室はそのエリアでは大きく...

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北関東のビジネスホテル

 弘一君が出張先のビジネスホテルに泊まったときのことである。  取引先の人間に連れまわされ、したたかに酔っ払った。部屋に戻るやいなやスーツ...

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警察官 二題

「警察の人と話をすると良いですよ、あの人たちいっぱいオカルトな話持ってますよ」  あるサイトの管理人さんが教えてくれた。  彼が警察官の...

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紅い花

 紗恵さんは五年前に交際相手を病気で失っている。  長い時間を経て、紗恵さんはようやく好きな人が出来た。  彼との初めてのデートの帰り道...

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