不思議な話一覧

せっかちな人

 葬儀社に勤めていた薫さんは不思議な体験をされている。 「数珠パァーンなんて当たり前なのよ。あんまりに破裂するもんだから、数珠なかったら太...

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首吊り

 松崎さんが実家にいた頃。  夏の早朝、庭先の柿の木で、猿が首を吊っていたという。

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効くんだ!

 街灯の少ない道だった。  広瀬さんが深夜腹を空かせてコンビニに行った帰り道。  場所は新潟県のなかでもとびきり田舎なところ。人通りどこ...

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男と爬虫類 二題

 倉本という男が酒を飲んだ帰り道のことです。  昭和の宮城での出来事です。  ふらりふらりと歩いていると雪が降ってまいりました。  し...

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首無し

 五日市町(現あきる野市)出身の人から聞いた話。  夜半になると、彼の実家前の舗装されていない道路を、T字形の人間が、端から端まで走る...

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決まり事

 愛媛の南予地方にある進学塾では深夜の作業中、西側の階段を昇る際には『手を鳴らしながら歩くこと』という決まりがある。  なにかを見かけ...

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クリスマス 三題

 白山さんは毎年クリスマスが近づくと、右手の薬指に切り傷ができるといいます。  そうなるのは四年前、不倫相手と別れてからだそうです。  ...

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縊死

 ロフトに登る階段に縄をかけ、古家具屋で購入したチェアを台に首を吊る夢を、松元さんは秋から冬にかけて二十回は見ている。  夢はチェアを...

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インザ新潟

 昭和六十一年のある日の午前、新潟は巻町の空が薄暗くなったのです。小学校の前でした。生徒と教師らが何事かと外へ出て見ると、幾千幾万という小さ...

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奇奇怪怪

 中田さんはその時暇つぶしにグルメ情報誌を読むともなく眺めていた。  ぺらぺらとめくる。  情報が脳に届くまで、理解できるまで三十秒ほど...

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餌付け?

 朝倉さんは以前は「視えた」が、結婚を経てからその能力が薄れてたという。  ピーク時は霊の姿をはっきり視認できたが、今ではガラス戸の向こう...

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小学校の不思議

 舛添君が通っていた小学校には、大人が誰も説明してくれない不思議があった。  中庭の隅に、ぽつんと生徒机が置かれてある。  雨風に晒され...

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歌舞伎町桜通り

 横山は、新宿は歌舞伎町の桜通りにて、ビル屋上の欄干に座る鬼を見たことがあるという。  真っ赤な顔にツノの生えた鬼がこちらを指さして笑って...

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寂しがりや

 村枝さんは今年会社勤め十四年の敏腕営業マンだ。  同僚が呑んだ帰りに交通事故にあったのが二年前。 「即死だった。同期にしたら珍しくいい...

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 三輪さんはその夏、どうしようもなく好きな人がいた。  海で知り合った十歳年上のバツイチの男性だった。前妻は病気で亡くなったという話だった...

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プール授業にて

 武内さんは中学のプール授業のとき、仲間内で深く潜る遊びに熱中していた。  そして水中にいかに長くいられるか競争をしていたそうだ。  そ...

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コールセンターにかかってきた不思議な電話

 木曽さんは宅配レストラン専門のコールセンターで長年お仕事をされている。  同年代が多いためか、三十人ほどの社内は和気藹々とした、一種のサ...

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ただ不思議な話

 浜田は180センチ、85キロの巨漢である。  どちらかといえば象に似ている男である。  先日彼の結婚報告があり、数年ぶりに新宿で顔をあ...

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馬鹿犬

「不思議な体験、今までに一つだけありました」  大田さんは夜勤のお仕事をされている。  午前中は通常の勤め人と違い、彼にとってはまだ深夜...

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ずっとずっと愛してる

 その年の秋は暖かだった。  ほがらかな陽気の日が続く、まるで時間さえもゆっくり過ぎていくような秋だった。  週末になれば公園を散歩して...

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小さいオッサン 二題

 安田さんが歌舞伎町の風林会館前を歩いている明け方。  酔っ払って寝転んでいるホストを熱心に見つめる、サラリーマンが立っていた。  安田...

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小さいおじさん

 赤月さんがテレビを見ている時だった。  ふっと鼻先でお線香の匂いが漂った。  振り向くと、ジュース缶ほどの大きさの中年男性が、コタツの...

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