怖い話一覧

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たぶん最後が一番の嘘

 これからする話はエイプリルフールらしく嘘である。嘘の話である。増永さんという男性は存在しないし、私が聞いた話ではない。ゆえに聞き手である私...

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二つ並んだ布団

 数年前の話。  嘉人さんが仲間同士で沖縄旅行をしたときの話だ。  就寝にはまだ早い時間、ハメを外し足りない悪友たちは昼間の疲れもそこそ...

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初詣

 初詣に行ってきた北野さんが、帰宅時に驚いた話。 「友達の男連中と行ったから、もう境内でお酒飲み始めちゃったのね」  すると誰かが倒した...

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女はすぐに「許さない」「許して」と言う

 詩乃さんが語った話。 「旦那が心霊スポット行って帰ってきたの。もう十年くらい前だから……アイツもまだ三十手前だった頃。馬鹿だからそこで立...

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ゆくえふめい

 ノボルさんの実家は鳥取の『超』がつく田舎である。  隣家は数十メートルで、裏手には山へと続く林が広がっている。    ある日の遅くな...

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子供のころ 三題

 「備某録」管理人:円満ゑび寿氏より聞いた話。    清水さんが幼少時、飼っていたハムスターが妊娠した。  父親から「何匹産まれると思...

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赤羽の引くほど汚い居酒屋で聞いた話

 この間さぁ、仕事で四国行ってきたよ。つまんねぇビルの工事で。仕事はつまんなかったけど、そこで面白い話聞いたよ。  俺が工事したビルは食品...

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のっとられ

 現在タクシー運転手をされている康之さんが中学生の頃。  父親に誘われ登山に行った。  場所は東京の奥多摩。  中学生になり、康之さん...

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ヤバい

 連休を利用して恵子さんは実家に帰った。  届いていた暑中見舞いの裏にはお手製クロスワードパズル。  相手名は見たことも聞いたこともない...

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性の目覚め

 中学生時代、福澤さんは猿のように盛っていた。 「もうほんとにね……辞書に載ってる女性器名だけで、一人楽しんでたよ」  阿呆であることは...

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出会い厨

 辻さんは以前、交際相手から失踪されたことがある。 「まぁ俺、いわゆる色きちがいだから。とりあえずヤレそうな女いたらヤルみたいな。出会い系...

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早寝のススメ

 パソコンの後ろ。白い壁。時折、影が横切る。  モニターの時刻はAM2:00を指す。  振り返れない。  背後から『ブン、ブン』、手の...

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おいかけっこ

 健太は高校時代は野球小僧だった。  かつては陽に焼けた身体が鋼板のように引き締まっていた。  しかし月日の流れは彼の肉体にたっぷりと脂...

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バケモノの子

「化け物化け物化け物化け物」  身なりの汚れたお婆さんが空を指さしていた。  隣の中国人も口を半開きに見ていた。  通りがかった君谷さ...

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鎮座していた

  祥太さんは昨年の盆、帰省中の弟から「俺は霊見たことあるんだ」と告白されたという。  場所は二人が酒を呑んでいるリビング。時期は十年前。...

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インターチェンジ

 東海地方にある山岸さんの実家はインターチェンジの近く。  初めてその話を聞いたのは中学生の頃。  いつから言われ始めたかは不明。どのく...

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凧揚げ

 美津男くんが小学生の頃、お父さんと凧揚げで遊んだときの話。場所は都内某公園。  初めて揚げる凧に美津男くんは興奮していた。  風を...

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エイプリルフールネタ

 これからする話はエイプリルフールらしく嘘である。嘘の話である。斎藤さんという男性は存在しないし、私が聞いた話ではない。ゆえに聞き手である私...

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年賀状にまじった手紙

 一月一日。  父親から渡された束の年賀状。  登山ショップからの年賀状もあった。  去年から北野さんは登山という趣味に始めたからだ。...

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ある金曜の夜、混雑する電車で神林さんが体験したこと

 残業を終え都営新宿線の電車に乗り込む。  空いていたドア横スペースに陣取った。  遅れてやってきたオッサンが、乗り込むと同時に電車とホ...

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電車での迷惑行為

 終電間際、竹下さんは新宿駅ホームで電車を待っていた。  くたくたに疲れていた。  いつものように雑巾のように扱われ、昨日と同じように惨...

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習字の先生

 千葉にお住まいの青柳さんは親の勧めもあり、二人の子供を習字教室に通わせている。  母親の知人が経営している習字教室はそのエリアでは大きく...

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北関東のビジネスホテル

 弘一君が出張先のビジネスホテルに泊まったときのことである。  取引先の人間に連れまわされ、したたかに酔っ払った。部屋に戻るやいなやスーツ...

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警察官 二題

「警察の人と話をすると良いですよ、あの人たちいっぱいオカルトな話持ってますよ」  あるサイトの管理人さんが教えてくれた。  彼が警察官の...

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ひばりヶ丘の酒処

 知人より「近所の心霊現象が起きる飲み屋に行かない?」そう誘われ、ひばりヶ丘に足を運んだ。  駅北口より徒歩八分。上品な店構えに、ここに怪...

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名刺二枚

 四年ほど前、若本さんは実話怪談コンテストに入選された。  授賞式での写真を見せて頂いたが、ホテルのセレモニーホールであろう会場は人で溢れ...

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夏休みの夜更かし

 前田君が高校生の頃。  夏休みが始まったばかりの夜、ちょうど今晩のような熱帯夜、彼は実家の部屋でクーラーをがんがんに効かせて毛布にくるま...

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水平線に

 佐木さんは三十代後半の大手金融営業マン。同年代の平均額をゆうに超える年収ゆえ一ヶ月に一度は沖縄を訪れる、と仰る。 「ダイビングが好きでね...

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3メーター!!!!

 友人が知り合いから聞いた話である。 「僕だけが見たことないんです」  これは私の友人である佳子さんが、同僚である木村くんに「今まで...

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Bluetooth対応スピーカー

 同僚から、陣野さんは引越し祝いにBluetooth対応スピーカーを貰った。  電波を使うことによりキッチンやバスルームなど離れた場所でも...

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他人のケータイ怖い

 加奈子ちゃんは人間観察が趣味だったという。  現在から遡ること五年前の女子高生時代。  彼女は電車通学の最中、もっぱら隣り合った人の携...

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団子状

 外科医であるNさんが勤める病院では、時折、天井まで届きそうなサイズの黒い球体が、ボーリングの球よろしく廊下を走っているという。  無論視...

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Aさん

 浅谷さんが前述のAさん含めた数人、昔からの友人同士で集まっている時だった。  一人が「自宅の様子がどうも変だ」と言い出した。  結婚し...

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今も隙間にいる

 Aさんは所謂「視える人」だという。  私はお名前も風貌もわからない。聞いた話から推測すると性別は女性で、年齢は四十代だと思われる。お住ま...

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蟹漁

 石川県出身の人間から聞いた話。  能登半島の西の一部、蟹漁をする人間には「必要以上に取りすぎるな」という不文律がある。 「蟹がとられす...

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おばあちゃんち

 紀子さんには「のんちゃん、のんちゃん」と可愛がってくれた祖母がいた。  だが昨年、軽い夏風邪をひいたと笑っていたお婆様はそのまま体調を崩...

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狐憑き

 原文ママにて掲載。メールで頂いた話、送付主は20代前半の男性。金田さんと名乗られた。  2007年2月13日がママの命日。  ...

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誰か教えてください

 中華料理屋さんの店主より伺った、今でも謎だというお話。  大樹さんが友人と、青梅街道を延々とドライブしていた時だ。きっと暇だったのだ...

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塩津さんのお姉さん

 塩津さんのお姉さんと飲む機会があった。だが飲むといっても、立ち飲み屋ほんの一杯。時間にすれば十分も満たなかったと思う。 「不成仏霊ってさ...

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トリビュート。

 塩津さんという女性が、体験した話である。  だいぶ前の話だという。  彼女のお姉さんは少々変わっている。酒乱、博学、ハードな肉体労働に...

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