怖い話一覧

幼少期の記憶

 岡崎さんは幼少期、放火したという。  だが、夢に近い曖昧な記憶だった。  脳裏に残っている光景は、マッチを擦って、通学路にあるガレージ...

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多田さん

 多田さんは二年後に実姉を殺害すると決めているという。  理由は飼い犬の命名権だそうだ。

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ガチ霊道

 フリーターである春田さんは以前コンビニでバイトをしていた。  八王子駅からはやや離れた、さほど大きくない交差点にあったそのコンビ...

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道了堂跡

 八王子は鑓水にある大塚山公園。  心霊スポットとして有名な道了堂跡はそこの頂上にある。  近隣で働く、三十代の女性であるAさんから人づ...

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商法

 とある人には聞いた話。名は伏す。  本来『葬儀場』はお祓いをすべきだと、その人は主張する。  神奈川県西部の○○○という葬儀場はお祓い...

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斎場の霊

 葬儀社に勤めていた薫さんは不思議な体験をされている。  彼女自身は忙しさから仕事を退職したが、  ――あそこ祭壇の花と花の間から、...

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マンションエントランス

 合田さんは夜道、新築のマンションの前を通りがかった。  エントランスの自動ドアのすぐ向こう側に、黒い人影が大の字で張り付いていたという。...

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巨頭老人

 歌舞伎町での話だ。 「あずま通りをいってセ×××らへん曲がったとこに駐車場あるでしょ?」  風俗の案内所に勤める大島に酒を奢ると渋々な...

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古着屋で一週間アルバイト

 畠山くんは十年ほど前、古着屋で一週間アルバイトをした経験がある。 「店長がロスから直で買い付けてくるんで、セレクションがけっこういい感じ...

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やっぱり家が一番

「いや失敗したよ」  浦部さんは年末のことを思い返しながら話した。 「たまにはってことで、横浜のホテルで正月過ごしたんだよ。うちはまだガ...

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三面鏡

「『視える』って大変なの。大変だけど不思議な体験なの。何が不思議って、十代の頃にしか見れなかったから」  二つ前の記事に載せた『アイちゃん...

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くろいむし

 アイちゃんは今時の若い女の子。  鮮やかな紅い口紅、太い眉、長めに引いたアイライン。  ゆったりとした白いセーターににタイトな...

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ナベやん。その6

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質のようだ。  怖い実体...

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ナベやん。その5

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも危険な出来事に巻き込まれる星の下に生まれている...

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ナベやん。その4

 私の友人でナベやんという男がいる。  付き合いはもう十年以上にもなるが、彼ほど恐怖譚に恵まれている人間を私は知らない。  無論嘘はつい...

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ナベやん。その3

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質であり怖い実体験の話題は...

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ナベやん。その2。

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質のようだ。  怖い実体...

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ナベやん。その1

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質のようだ。  怖い実体...

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田舎の因習

「けっこう古い話だけど、婆ちゃんの地元の話」  K県の山奥にあった村。伏せて欲しいと要望があったので村の名前は裾野村としておく。 ...

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まだ引っかかってる

 神奈川県は相模原市。  以前はダイエーグループのスーパーがあった場所に、現在十階建てのマンションが建っている。  そのマンションの...

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養護学校跡地

 地名は伏す。  90年代後半の甲信越エリアにて起きていた現象。  とある県のとある街、養護学校の跡地があった。  長い塀を深夜歩...

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ばかが

 歌代さんは女子大を卒業したばかりだ。就職活動がうまくいかず、今は公務員の勉強をしている。彼氏は二年前別れてからできない。浮いた話は出るのだ...

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てっきり一流企業の旦那さんがいて、お洒落な一軒家だと……

 熊岡さんは新興住宅街に夫と共に引っ越した時の話だ。  近隣に友達もおらず暇を持て余していた熊岡さんは連日喫茶店に入り浸り、読書に耽ってい...

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喫茶店で聞いた話

 西荻窪の喫茶店。  私の後ろにはスーパーの買い物袋を座席に置く、二人の主婦。  盗み聞きするわけではなく、聞こえてきた。 「わかって...

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頭がお花畑

 それは『何気なさを装った』とこちらにも伝わってしまうような、不自然なまでのさりげなさだった。 「前のカレと別れることになった出来事って言...

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オーラ

 有村さんは人間のオーラが視える。  美しいオーラは千人に一人程度で、ほとんどが煙草の煙を思わせる濁ったホワイトだという。  そして有村...

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別に何もしてないんですけど

 後輩の彼女から半年前ほどに聞いた話。  彼女は一ヶ月前より繰り返し同じ夢を見ているそうだ。  夢の舞台は彼女のアパートの入り口。 ...

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電車内の液晶モニタ

 片山は三十一歳。昭和61年生まれ。  先月まで地元の群馬で仕事をしていた。 「満員電車はいまだ慣れないけど、こっちは電車の中にテレビが...

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黒い霧

 一ヶ月ほど前から大和さんは視界の隅に黒い霧を認めている。  それはただ漂い、煙のように消えていく。  大和さんが日雇いすら首になり...

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独り言

 山田さんの母親は、三十歳の時に『何かに』憑かれたという。  以来、母親は東北に実家の倉に幽閉されている。山田さんは幼少期から会っていない...

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駅のトイレにて

 薮田さんはシステム会社の営業。四十一歳。離婚したが後妻の息子がいる。  飲み会の解散後、信濃町駅の便所での出来事。  小便をしてい...

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アヒルのきゅうきゅう鳴るオモチャ

 近藤さんが深夜、シャワーを浴びている時だった。  高い音が耳をつく。  ――キュウキュウキュウキュウ。  なんだ?   近藤さんは...

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Paul Smithの定価3万するシャツだけど

 蒸し風呂のような暑い日。  ベランダに干したシャツが揺れている。  読書から顔を上げた大輔さんが窓を見つめていると、シャツの袖がふらふ...

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ほそながい

 向山さんが帰路についているとき、自宅まであと五分というところの路上で――鶴のような首筋をした女が立っていた。 (こんなところで人待ち?)...

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新社会人に向けて

 終電間際、かかってきた電話対応をしている田辺さんの鼓膜に電話越しではない、草笛に似た細高い音が届いた。 <……誰だろう?>  何者かが...

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八王子在住

 大学に入学したばかりの頃、吉木さんは友人同士でドライブに出かけたという。  ドライブをスタートして一時間ほどで道に迷った。  吉木さん...

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携帯オンチ

 五十歳間近である山福さんはいまだガラケーを愛用している。 「私、アナログ脳だから。このままスマフォなんて一生使わないつもり」  た...

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たぶん最後が一番の嘘

 これからする話はエイプリルフールらしく嘘である。嘘の話である。増永さんという男性は存在しないし、私が聞いた話ではない。ゆえに聞き手である私...

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二つ並んだ布団

 数年前の話。  嘉人さんが仲間同士で沖縄旅行をしたときの話だ。  就寝にはまだ早い時間、ハメを外し足りない悪友たちは昼間の疲れもそこそ...

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初詣

 初詣に行ってきた北野さんが、帰宅時に驚いた話。 「友達の男連中と行ったから、もう境内でお酒飲み始めちゃったのね」  すると誰かが倒した...

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