厭な話一覧

だれにもいえない

 もう二度と会わないことを条件に教えて頂いた話。  花中さんは彼女曰く「とんでもない田舎」出身だ。  北陸のとある地方。  町名はある...

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しゅぽぽさん

 コピー機の保守点検を生業とされる冨田さんが、新宿駅は京王線ホームにて耳にした声かけ事案。  それは中年男性が、保護者と思わしき老夫婦と離...

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駅のホームでキャンディキャンディを歌った青年

 ヒロさんがホームのベンチに座り、新聞を読みながら通勤電車を待っているときだった。 「新聞読んでいたら耳に入ってきたんです。とても上手でし...

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腸閉塞

 二週間ほど腸閉塞で入院した。 「糞詰まり」などと不愉快な別名もあるがなかなかに危険な病気である。  腸閉塞は腸の一部が捩れ、消化物もガ...

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『高い高い』の変形型

 赤川が中央線のとある駅で友人を待っている日曜日だった。  三十路だというのに、友人と合流した後は、馬券を共に買いに行く。  嫁どころか...

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猫潰し

 仁田さんは小学校低学年時、子猫を殺すしかなかったという。  父親より一匹につき五百円の小遣いが払われたせいだ。  ガレージに置いてある...

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彼氏からライン

 直実さんが最近始めた仕事の職場は彼氏が住むアパートの近くだった。  そのことを告げると彼は「俺仕事だからいないけど、昼休みとか好きな時間...

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手形

 高校時代、万引きが日課だった酒井さんは当時手にした窃盗品(彼曰く戦果)の大半を封も空けず実家の屋根裏に仕舞いこんでいたという。漫画やアクセ...

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被害者意識

「私一個しか盗んでないんですよ?」  今年三十三歳の岩崎さんは言う。大学卒業後アパレルや受付などを経て現在は主婦業。 「それなのにあそこ...

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ブログ 二題

 愛恵さんが運営するブログはアクセスが少ない。日に一桁のアクセスも珍しくない。  ただそんな少ない読者でも、一人だけ毎度コメントしてくれる...

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誰にも知られたくない

 不二井さんは三十代後半、独身。  仕事からアパートに帰宅すると、全裸になり寝転ぶ癖がある。  床には赤ん坊の写真が敷き詰められている。...

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勧告

 連休の前日、國松さんは飲み会でしたたかに酔い、新宿駅ホームを歩いている最中にホームから転落した。 「落下する感じに酔いが一発で醒めたよ。...

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アルタ前にて

 午前零時四十九分五十六秒。  アルタ前の広場の真ん中で四十歳代らしき男が裸で体育座りをしていた。首から『好きでやってます。絶賛便器中』と...

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Q&Aサイト

 一年前に聞いた話であり、その間ブログにまとめるか躊躇していたものだが本人の強い希望により掲載する。  Q&Aサイトとは、利用者が質問...

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とりつかれ

 高木さんの姪は、生まれつき言語に障碍がある。  小学生になっても会話のキャッチボールは成立しない。医者は先天性のものだという。 「姉ち...

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やけに集まる電車ネタ

 山田さんが連日の激務をこなし、身も心も襤褸切れのように最寄り駅ホームに辿りついた晩。  女が飛び込んだ。  五分後には忘れるようなあり...

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トイレ

 営業の外回り中、便意を感じた三浦さんは矢も盾もたまらず目に付いたホテルに飛び込んだ。  フロントにいるスタッフに断りを入れる余裕もなかっ...

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春の陽気

 先週の土曜。ほがらかな陽が差す牧歌的な電車内だった。  苅谷さんがまどろんでいると、隣から男の話声が聞こえてきた。 「俺さぁ、本当にさ...

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狂気の中

 いつも通りの飲み会だった。  気の置けない同僚と軽く一杯のつもりが職場の愚痴を言い合ってるうちに結局深酒。よくあるパターンだ。  川内...

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リストカットするよりはマシでしょう?

 黒田さんは心身のバランスが著しく崩れた時、近所の小さい墓地から卒塔婆を抜いて持ってくる癖があったそうだ。  えいやっと膝をつかって真っ二...

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ママねんね

 平日十時過ぎの小田急線に、矢田君が乗っているときだった。  どこにでもいる中年サラリーマンが目の前にいたという。  混雑する電車では近...

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DQN

 二年前の話。  社会人になって三年目の飯田くんが帰省したときのことだ。  寂れていくばかりの地元に、カジュアルフレンチレストランが開店...

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夜の蝶々

「ほら昔ってエーブイ見るのにも大変だったろう? 今じゃネットでポチーでガバーの、いい時代なったよなぁ」  矢崎は以前とある街の裏ビデオショ...

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なんか最近よくある感じ

「秋田のなかでもとびきり辺鄙なところ」が高川さんの出身地である。 「いつからわかんないんだけど、猫の子殺しをすっごくよく見かけるようになっ...

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コールセンターその2

 木曽さんは宅配レストラスンでのコールセンターに従事する前、別会社でのコールセンターにて働いていた。  仕事内容はインターネット関連サービ...

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映画の割引券を二枚送ってもらった

 母親から映画の割引券が二枚送ったと電話があった。  彼氏と見にいきなさい、ひいては早く結婚相手を紹介しなさい、そんな無言のプレッシャーだ...

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高架下のわんこ

 麻由子さんが杉並区に住んでいた頃の話。今から三、四年ほど前だ。    夏に向け体重を減らそうとしていた麻由子さんは、その日も最寄り駅よ...

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拾った4ギガUSBメモリー

「その日は四軒くらいハシゴ酒したんだよ。だからどの店で拾ったのか、覚えてないんだよなぁ……」  喫煙者の方にはわかると思うが、飲み会の場で...

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最後の電話

「最初は誰だか判らなくて……」  六年前に別れた彼からの、電話だった。  金田さんは結婚して三年になる。 「直接は言ってなかったけど、...

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よいお年を

 大晦日。  北野さんは今年届いた年賀状のせいで、落ち着かない一年を過ごしていた。  結果として彼女は悲惨な目にはあわずに済んだ。 ...

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最低の飯

「怖い話はないけど、今まで口にした最低の飯の話でいいか?」  小川は今まで口にした最低最悪のものを簡単に説明した。  それは駅前の喫煙所...

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長風呂

「東京のなにが嫌って、お風呂が狭いとこよ。七万円もかかるマンションなのにユニットバスなのよ。地元だったら3LKDにだって住めるのに」  杉...

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あなたは強い子立派な子

 ありがちな話ではあるが辻クンが中学三年生の頃、クラスでイジメがあった。 ターゲットは朝比奈麗子(無論、仮名)という可憐な名前を持つが、地...

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深夜の満員電車が趣味

 田邊さんは仕事一筋の中年男性。スーツがよく似合う。  酒も煙草もやらない。  唯一の趣味は、深夜の満員電車だ。人が多ければ多いほど格好...

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悲しい話

 高宮さんは幼少時、鬼に攫われたことがあるという。 「はい?」  私が笑って聞き返すと、彼女は黙ってシャツをめくり、臍を見せた。  臍...

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屁こき男

 福地の地元では「屁こき男」と呼ばれる中年男性がいた。  その男はの身なりは汚く、一見して貧しいとわかるような格好だった。  もちろん周...

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ゴミ捨て場にて

 中野の焼き鳥屋で知り合った、浜山さんから聞いた話だ。  浜山さんは現在単身赴任で東京に住んでいるそうだ。 「一人暮らしは大変だろ、洗濯...

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しょうゆ顔、ソース顔……

 茶沢さんが子供の頃の話だ  まだしょうゆ顔、ソース顔という言葉が死語でなかった時代。  ちなみにしょうゆ顔とは、あっさりとした顔だちの...

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ブックオフで大量にこち亀を買った

 下平さんがインフルエンザに罹患した時の話。  病院の帰りに暇つぶしにとブックオフで「こち亀」を大量購入したそうだ。  薬を飲み、寝転が...

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風呂掃除

 五十嵐さんは大学生の頃、大学の近くで一人暮らしをしていた。  無論たまり場になった。  同じ学科の友人、サークルメンバー、はては友達の...

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