『別府』による怖い話一覧

ガチ霊道

 フリーターである春田さんは以前コンビニでバイトをしていた。  八王子駅からはやや離れた、さほど大きくない交差点にあったそのコンビニでは怪異現象としか呼べないものが頻繁に起きていたという。 ...

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道了堂跡

 八王子は鑓水にある大塚山公園。  心霊スポットとして有名な道了堂跡はそこの頂上にある。  近隣で働く、三十代の女性であるAさんから人づてに渡されたメモ。 『絹の道 かいだんのぼるのが正ルー...

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しゅぽぽさん

 コピー機の保守点検を生業とされる冨田さんが、新宿駅は京王線ホームにて耳にした声かけ事案。  それは中年男性が、保護者と思わしき老夫婦と離れた未就学児に一方的に話しかける、会話とは呼べないものだった...

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商法

 とある人には聞いた話。名は伏す。  本来『葬儀場』はお祓いをすべきだと、その人は主張する。  神奈川県西部の○○○という葬儀場はお祓いをしない。  オーナーがコストがかかることを嫌がるから、と...

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斎場の霊

 葬儀社に勤めていた薫さんは不思議な体験をされている。  彼女自身は忙しさから仕事を退職したが、  ――あそこ祭壇の花と花の間から、毎回顔が覗くから怖い。  と言い残して辞めていった後輩がい...

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せっかちな人

 葬儀社に勤めていた薫さんは不思議な体験をされている。 「数珠パァーンなんて当たり前なのよ。あんまりに破裂するもんだから、数珠なかったら太っちょのあたしがパァーンされるんじゃないかと思ってビクビクも...

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マンションエントランス

 合田さんは夜道、新築のマンションの前を通りがかった。  エントランスの自動ドアのすぐ向こう側に、黒い人影が大の字で張り付いていたという。 「……人だったら自動ドア開くはずよね」  そのマンショ...

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駅のホームでキャンディキャンディを歌った青年

 ヒロさんがホームのベンチに座り、新聞を読みながら通勤電車を待っているときだった。 「新聞読んでいたら耳に入ってきたんです。とても上手でしたねぇ。まるでアニメの声優さんのようなレベルで歌っていました...

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賃貸高層マンション

 奮発して借りた家賃十万円超えの高層マンション。○○駅から徒歩3分。新宿にだって歩いていける。1Kだけど13階。眺めは抜群。  だがカリカリと窓を掻く音が聞こえる。  引っ越し直後から鳴りやまない...

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巨頭老人

 歌舞伎町での話だ。 「あずま通りをいってセ×××らへん曲がったとこに駐車場あるでしょ?」  風俗の案内所に勤める大島に酒を奢ると渋々ながら教えてくれた。 「終電の客も帰って、ひと段落ついたんだ...

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まじめなおとこ

 小倉が六年ほど勤めた会社が、ようやく派遣社員を数名採用することになったという。  数年彼女がおらず出会いの機会もなかった小倉は静かに歓喜した。  遊びのつもりは毛頭ないマジメな男である。誰かと付...

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古着屋で一週間アルバイト

 畠山くんは十年ほど前、古着屋で一週間アルバイトをした経験がある。 「店長がロスから直で買い付けてくるんで、セレクションがけっこういい感じだったんすよ」  アパートの一室を改造した小ぶりな店だった...

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やっぱり家が一番

「いや失敗したよ」  浦部さんは年末のことを思い返しながら話した。 「たまにはってことで、横浜のホテルで正月過ごしたんだよ。うちはまだガキがちっちゃいから遠出もできないし、安く泊まれるツテがあった...

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三面鏡

「『視える』って大変なの。大変だけど不思議な体験なの。何が不思議って、十代の頃にしか見れなかったから」  二つ前の記事に載せた『アイちゃん』から聞いた話。 「都営住宅から今のアパートに越してき...

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くろいむし

 アイちゃんは今時の若い女の子。  鮮やかな紅い口紅、太い眉、長めに引いたアイライン。  ゆったりとした白いセーターににタイトなパンツがよく似合う。  新宿駅なら一分間に二十人は見る量産...

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Twitterの裏垢

 裏垢とは「裏のアカウント」を指し、オープンにできない情報(愚痴・悪口・オタク趣味)を公開するTwitterのアカウントである。  誰しも裏の面をもち、また厄介なことにその表情を誰かに知ってもら...

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隣の部屋が

一人暮らしの怖い話。霊道が通るアパートで起きた話。

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ナベやん。その6

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質のようだ。  怖い実体験の話題は事欠かない。  怪談・怖い話を蒐集していると...

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ナベやん。その5

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも危険な出来事に巻き込まれる星の下に生まれているようだ。  怖い実体験の話題は事欠かない。  学生時...

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ナベやん。その4

 私の友人でナベやんという男がいる。  付き合いはもう十年以上にもなるが、彼ほど恐怖譚に恵まれている人間を私は知らない。  無論嘘はついていない。  私が怖い話を集めるよりも遥か以前の学生時代よ...

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ナベやん。その3

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質であり怖い実体験の話題は事欠かない。  ナベやんが自室で深夜ドラマを見ている時...

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ナベやん。その2。

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質のようだ。  怖い実体験の話題は事欠かない。  彼が大学生の頃だ。  一人...

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ナベやん。その1

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質のようだ。  怖い実体験の話題は事欠かない。  以前、彼が根津の方に住んでいた頃...

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田舎の因習

「けっこう古い話だけど、婆ちゃんの地元の話」  K県の山奥にあった村。伏せて欲しいと要望があったので村の名前は裾野村としておく。  ――婆ちゃんが子供の頃に経験した話なんだけどね。 ...

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まだ引っかかってる

 神奈川県は相模原市。  以前はダイエーグループのスーパーがあった場所に、現在十階建てのマンションが建っている。  そのマンションの五階。  道路に面した柵に、縊死したであろう霊が『引っかか...

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腸閉塞

 二週間ほど腸閉塞で入院した。 「糞詰まり」などと不愉快な別名もあるがなかなかに危険な病気である。  腸閉塞は腸の一部が捩れ、消化物もガスも通さなくなり激しい腹痛を引き起こす。また  肛門の方向...

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白猫は見られてた

 大学時代の友人に久方ぶりに会った。彼は学生の時分より薬物の摂取しておりだいぶ性根が怪しい。今もやってるのかと質すと「やってないよ〜」と答えるがどうにも疑わしい。葉っぱ? と尋ねると笑っていた。嘲笑っ...

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不動産屋の写真を修正

「ちっちゃい会社ですから、いわば何でも屋ですよ。依頼があればサイトの構築もやりますし、商材写真の補正もやります」  米谷さんは今年三十五歳。職業は中小企業のWEBデザイナー。  私には珍しい他会社...

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養護学校跡地

 地名は伏す。  90年代後半の甲信越エリアにて起きていた現象。  とある県のとある街、養護学校の跡地があった。  長い塀を深夜歩くときには、こんな声が聞こえる。  声質は成人男性がふざけ...

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ヤマちゃん

「どうして仲良くなったんだっけなぁ……。たぶんヤマちゃんが入学式のあとに話しかけてくれて、そこから仲良くなったんじゃないかなぁって思います。それともAちゃんを介して仲良くなったのかなぁ」  十年以上...

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