チューニング

 小学生のころ、放課後に男女数人で誰もいない教室に残ってお喋りするのが楽しかった時期があった。  僕のロクでもない人生で、ほんのひと時、手...

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くろいむし

 アイちゃんは今時の若い女の子。  鮮やかな紅い口紅、太い眉、長めに引いたアイライン。  ゆったりとした白いセーターににタイトな...

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変化か復帰か変某か

 結構な人数で某夢の国へおとずれたとき、あるジェットコースター系アトラクションの順番待ちをしていた。  僕は、それほど絶叫マシンが得意な方...

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Twitterの裏垢

 裏垢とは「裏のアカウント」を指し、オープンにできない情報(愚痴・悪口・オタク趣味)を公開するTwitterのアカウントである。  誰...

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ホールの向こうはナンデスカ?

 穴があれば入りたい。挿れたい。  なぜ、あのときあの穴に挿れ……入らなかったのだろうと思う。違う世界が開けたハズなのに。  僕がま...

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隣の部屋が

一人暮らしの怖い話。霊道が通るアパートで起きた話。

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ふぁむ・ふぁたーる

 元同僚のハルカは、自分の母親と仲が悪い。  べつに継母というわけではない。実の母だ。  存在自体に生理的嫌悪感を覚えるほどで、一般...

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ナベやん。その6

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質のようだ。  怖い実体...

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家宝はここ掘れ

 お天道様が、これでもかと照りつけるある真夏。  灰になりそうな身体を引きずり、わざわざ向かった先にロクなことが待ち受けていないのは分...

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ナベやん。その5

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも危険な出来事に巻き込まれる星の下に生まれている...

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烏匠

 烏が、鳴いたら……帰れない。大体、お仕事。  実家住まいだったある日、帰宅すると玄関に見なれない虫カゴがあった。  黒タピオカが、たぷ...

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ナベやん。その4

 私の友人でナベやんという男がいる。  付き合いはもう十年以上にもなるが、彼ほど恐怖譚に恵まれている人間を私は知らない。  無論嘘はつい...

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おはようおじいさん

 人と待ち合わせをしていた。  タクシーの待合所とバスの停留所、公園がいっしょくたになったような駅前の広場だ。  まばらに設置されたベン...

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ナベやん。その3

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質であり怖い実体験の話題は...

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あやふやなヒト

 いくら奇麗事を並べたところで、普通、奇妙なものに視線を奪われたり、善し悪しはべつにして特別な感情を抱く。  電車に揺られているとき、...

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ナベやん。その2。

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質のようだ。  怖い実体...

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ピーピーおじさん

 僕が小学生のころ、「ピーピーおじさん」と呼ばれる地元でちょっとした有名人がいた。  おじさんと言っても、もうおじいさんに近かった。  ...

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ナベやん。その1

 私の友人でナベやんという男がいる。  彼は自分では認めないが、はたから見ていると、どうにも心霊の類に好かれる性質のようだ。  怖い実体...

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田舎の因習

「けっこう古い話だけど、婆ちゃんの地元の話」  K県の山奥にあった村。伏せて欲しいと要望があったので村の名前は裾野村としておく。 ...

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まだ引っかかってる

 神奈川県は相模原市。  以前はダイエーグループのスーパーがあった場所に、現在十階建てのマンションが建っている。  そのマンションの...

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腸閉塞

 二週間ほど腸閉塞で入院した。 「糞詰まり」などと不愉快な別名もあるがなかなかに危険な病気である。  腸閉塞は腸の一部が捩れ、消化物もガ...

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袋はイロイロ大事で謎

 僕には父方の祖父の記憶がない。  生まれたときには、すでにこの世を去ったあとだった。父でさえ、あまり記憶がない時分に他界しているのだから...

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ダウジング

 実家近くに、かつて古いお屋敷があった。  固く閉ざされた観音開きの大きな扉、敷地内を隠し持つような高い壁、銛状に先の尖った囲いとそれらに...

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スーパージャンプ

 小学生男子のバイタリティというかなんというか……とにかく、それは凄いものがある。  本気でカメハメ波を出そうとしていたし、自転車一つでど...

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誰がために塩は煤ける

 商売をやっているわけではないが、実家のお隣さんはたまに玄関へ盛り塩をしていた。  実家住まいのときは、人の葬式から帰ってくると留守番の人...

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白猫は見られてた

 大学時代の友人に久方ぶりに会った。彼は学生の時分より薬物の摂取しておりだいぶ性根が怪しい。今もやってるのかと質すと「やってないよ〜」と答え...

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二号さんとおデート

 金もない。男同士でナニするわけにもいかない。  知人のオオタニと連れ立って真夜中に徘徊……お散歩していた。  自然と二人の足は、ニシノ...

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欲張りな結果

 夜寝る前、部屋にコップ一杯の水を置いておく。  朝起きたときにコップの水が減っていれば、その部屋にはいい霊がいる。  逆にコップの...

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不動産屋の写真を修正

「ちっちゃい会社ですから、いわば何でも屋ですよ。依頼があればサイトの構築もやりますし、商材写真の補正もやります」  米谷さんは今年三十五歳...

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水子は親子で見失う

 20歳までに幽霊を見なければ、一生見ることはない。  その話が正しいとすれば、僕はもう一生見ることはない、ハズなのだけれど……。 ...

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養護学校跡地

 地名は伏す。  90年代後半の甲信越エリアにて起きていた現象。  とある県のとある街、養護学校の跡地があった。  長い塀を深夜歩...

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秘匿の心得

 以前、「おもかる石」と題して大してよく分からないお話を書いた。  多少はまともなおもかる石の話を思い出したので、性懲りもなく…… ...

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ヤマちゃん

「どうして仲良くなったんだっけなぁ……。たぶんヤマちゃんが入学式のあとに話しかけてくれて、そこから仲良くなったんじゃないかなぁって思います。...

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おもかる石

 石を持ってみて軽々と持ち上がればイエス。重くて持ち上がらなければノー。  ニュアンスは多少違えど、そんな不思議な石が全国各所にあるという...

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『高い高い』の変形型

 赤川が中央線のとある駅で友人を待っている日曜日だった。  三十路だというのに、友人と合流した後は、馬券を共に買いに行く。  嫁どころか...

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あちら様どちら様

 牛丼屋で一人モソモソ飯を食っていた。  食べながらどことなく異変を感じる。昼時はすぎて、それでも客はチラホラといた。  心なし周り...

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ばかが

 歌代さんは女子大を卒業したばかりだ。就職活動がうまくいかず、今は公務員の勉強をしている。彼氏は二年前別れてからできない。浮いた話は出るのだ...

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お供養催促

 運転免許を取り立てのころ、練習がてら母と祖母を乗せ三重県をドライブしていた。 「伊勢街道に行こう」  母の提案を受けてよく知らない...

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サンマリンジュース

 村山は七年前、チラシのポスティングのバイトをやっていた。  アルバイトの回転が速い職場だったので、一年働いた村山はベテランと呼ばれる存在...

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呪い代行

「俺を呪ってくれ」  カタヤマ(不信参照)から、とんでもないお願いをされた。  いわく、ミサキさん(不信参照)に「今日は出かけない方がい...

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